2012年1月4日水曜日

厳冬期の装備 使用感

スカイマークの旭川行き格安航空チケットを利用して、年末年始にスノーシューハイキングへ出かけてきました。場所は十勝岳連峰・上ホロカメットク山の中腹辺りです。
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頭部は<プランA>を試してみました。
頭部B2
①-2. Patagonia / Woolly Hat [103g]
③. Mountain Hardwear / Men's Micro Neck Gaiter [25g]
④-2. poc / Iris BUG [109g]
⑤. finetrack / フラッドラッシュ®アクティブスキン バラクラバ [17g]

①-2.特に問題は感じませんでした。滞在中に街中を歩くこともあったので、山中と兼用出来るのが良かったです。

③.吹雪いてきた時、耳の辺りまで引っぱり上げて使用するとかなり快適。その際に長さがもう少しあってもいい気がしますが、シェルのジップを閉じてしまえば問題ないので、このままでもいいということに。
今回問題だった点。ハイク中に暑くなり首までズリおろしてしばらく歩行。吹雪いてきて顔が寒くなりネックゲイターをあげてみると、私の呼気で湿った部分がバキバキに凍って変な形になっていました。
思いつく解決法は"湿り気をタオル等で拭う"ですが面倒臭そうですし、忘れる可能性大。もう少しスマートな方法がないか考えてみることにします。

④-2.風がある時、コレなしでは生きていけなくなりました。欠点は視界が狭くなること、特に下方が見えないのが辛いです。その為だけとは言い切れませんが、今回ハイキング中にGPSアプリを使用してたiphone 3GSを落としたことに気付きませんでした。ちなみに私のiphoneは今も北の大地に眠っています。
風がない時、サングラスの方がより景色を楽しめますし、デジカメをポロリと落としても気付きそうなので今後は併用することにします。

⑤.ハイク中に口を露出したのは一回(それも短い時間)位だったと思います。装着していてそれほどストレスを感じないというのもありました。
メーカーHPに『ほとんど保水しない効果で、呼吸によって口元が凍りつくことも少なく〜』とある通り凍りつく事は無かったのですが、まったく保水しないわけではないので湿った部分が冷えてしまった時もありました。(ネックゲイターを下げていて、ズリ上げたら凍っていた時のことです)
そうなってもコレだけ生地が薄ければリカバリーが早いので、それほど問題にはならないと思います。



足下は<プランB2>となりました。
足下B2
②. OR / Flex-Tex Gaiters [58g]
③-3. Salomon / ELBRUS WP (MEN) [574.5g]
⑥. smartwool / PhD Running Light Mini [29g]
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②.ハイマツ地帯の吹き溜まりで雪を踏み抜いてしまい腰ぐらいまでの穴に落っこちたり、同じく雪を踏み抜いてハイマツにスノーシューが引っかかり足が抜けなくなったりしましたが、靴の中に雪が侵入することはありませんでした。継続して使用してみます。

③-3.電車や街中で見かける北海道民の足下を観察してみるとハイカットシューズの方達が多かったように思います。
ハイク時は平均気温がマイナス15℃位、連続して2時間弱、雪の中を歩き続けましたが一度も冷えを意識しませんでした。メーカーHPにある"-18℃対応"を信じてみることにします。
ただ、私はハイカットシューズの足首のホールド感があまり好きではないので、その点が少し気になりました。足首周りの保温効果の高さ、雪の侵入を防げるところは捨て難いので、ローカットシューズの足首にプリマロフトが入ったゲイターみたいなのを縫いつけたものがあると良さそうです。KEEN / WINTERPORT Ⅱの様な形状になるのでしょうか。

⑥.甲側が薄めのソックス。足の発汗量が多い私にはピッタリです。
春、夏、秋と使用してきたので、今回も履いていきました。③-3.のおかげが、冷えを感じなかったので継続して使用。



手はこんな感じでした。
手
①. finetrack / フラッドラッシュ®アクティブスキン インナーグローブ [10g]
③. MYOG / Half Mitten_01 [50g]
④. TERRA NOVA / TUFF BAG [80g]
*ペアの重さです。④.はLサイズ、追加したドローコード込みの重量。
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①.こちらで推奨されているように素晴らしいアイテム。右手の親指、人差し指はスマホがいじれるように第一関節分はカットして使用。

②.今回着用していなかったのですが掌側に滑り止めのあるグローブの必要性を感じました。お茶を飲むのにポットの蓋をつかんでみると①.だとツルツル滑ってしまいます。
また、④.だけ外したいのに③.も一緒に外れてしまい④.の中に残留、装着し直す時に少々面倒でした。滑り止めが付いていればそれも回避出来そうです。

③.自作のミトン。外側はソフトタイベック。インサレーションはPrimaloft Sport(60 g/sqm)を三枚重ねてあります。冷えは全く感じなかったのでもう少し薄くていい気もしますが、とりあえず継続して使用。
掌側はトレッキングポールを握るとロフトが潰れてしまうので排除しました。指を抜くだけなので着脱も容易です。
今後の課題はフィット感。②.を追加すれば良くなるとは思いますが、親指は今のままの形状だとイマイチ。改善が必要です。

④.ちょっとした用で外した時、収納場所に困らないようにドローコードを追加。ブラーンとぶら下げておけます。
外側の素材は"GORE-TEX Packlite Shel"がいいのか"eVENT"がいいのか悩んだのですが、保温という点では前者なのかなぁ…(透湿性が良すぎないので蒸れて暖かいのでは?)と思い採用。しかし、実際に試してみないと何ともいえないのでeVentミトン所有の方と厳冬期にハイクする機会に恵まれたときは御了承を得て片手ずつ交換して試してみたいです。

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環境が厳しくなると"難しいこと""面倒なこと"がどんどん出来なくなっていきます。
ドラえもんと一緒にハイクすれば色々と快適なのでしょうが、そうもいかないので大好きな試行錯誤を続けてみることにします。

追記
頭部③.で抱えていた問題。ポリプロピレン100%(素材自体に保水しない性質を持つ)のネックゲイターならどうなんだろうか?拭き取るという解決法ならば現状の物よりはラクなのかな?忘れないように記しておこう。

6 件のコメント:

  1. 北海道ですか...
    あ、この間のバラクラバに続きグローブもファイントラックにしました。
    週末北八で使って来ます。

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  2. 北海道でしたね… しかし、北海道で感じたことは"北八の方が断然寒い"でした。
    ヤマケイオンラインで北横岳ヒュッテの山岳情報を今みましたけど、かなり積もってるみたいですね。お気をつけて!!

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  3. 一気に北海道まで飛んだんですね…。
    レポートあるなら?楽しみにしています。
    >北海道で感じたことは"北八の方が断然寒い"でした。
    気になります!なんででしょうね?湿度の問題でしょうか?

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  4. 北海道まで飛んだんですよ…。
    レポートはあります。まだ何も書いてないですけど…

    あらためて、なんでだろう〜と考えてみると、今回歩いた場所の標高が1300m位のとこなので北八とは1000mの差(−6℃差)がありました。その要因がでかい気がしますw

    また違う話ですが、去年の北八ハイクで出会ったおっちゃんが「ここは、西穂より寒いぞ!!どうなってんだ!!」と言ってました。

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  5. あ、テラノバにしたんですね。
    スノーシューをしにちょっと十勝岳までって、
    カッコよすぎます。続き楽しみにしています。

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  6. 悩んだ挙げ句、テラノバにしました。
    で、厳冬期以外のレイングローブはみんな使ってるコレにしようかと。
    http://www.bizkura.jp/spl-campaign/sanitary_gloves/polyethylene.html

    スカイマークってほんと安いんですね。
    WEBバーゲンとかいうチケットとれれば¥5800じゃないですか!
    これでtakemicchy さんのブログでみた旭岳へ行きたいな〜、と思っとります。

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