2012年9月30日日曜日

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2日目後半。白馬鑓温泉を目指します。
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目の前に見えるのは杓子岳に鑓ヶ岳。

杓子岳は巻き道があるのですが、鑓ヶ岳はピークを通らねば先へ進めません。
日も高くなり、高山ですが決して涼しいとは言えません。ちなみに、このとき私は汗だくです。
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食欲も失せる暑さの中美味しく?エネルギー補給できるように用意した行動食
お味のほうは癖も無く、トロっと温めの食感の割にはすんなり頂けました。来年はミントを少量入れてみようかなぁ。コイツを飲んで鑓ヶ岳の登りに挑みます。
(それほど大袈裟な登りではありません)

今回の山行での最後の登りを無事終え、鑓ヶ岳山頂で一休み。
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(それほど大袈裟な登りではありません)

あとは白馬鑓温泉へ向けて高度を下げていきます。
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カラッとした稜線歩きを終え、しっとりした雲の中を通過して、、
むわっとする樹林帯に突入。緑が濃くて、虫が多いです。
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そんなときはハッカ油
私は異常に虫に目をつけられるので夏場は街でも常備しています。
虫除け以外に臭い消しとしても◎
自分から獣の臭いがしてきたら、すかさずシュシュ!!っと一吹き。風向きを読み誤り、目に入ってしまうと地獄の苦しみが待っています。

気を抜くと転んでしまいそうなツルツルの岩場を終えると白馬鑓温泉が見えてきました。
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休憩込み、8時間30分で温泉に到着。一般的なお盆休みより、少し後ろにずらしてお休みを頂いたおかげか、テント場も空いています。

テント設営後は待望の入浴タイム。さすがに写真は載せられませんが、温泉の縁ではビール片手に笑顔の叔父さま方がズラーッと並んでいます。
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浴槽での撮影は防水仕様にしたiPhone4S

温泉からあがり、ビールを飲みながらiPhoneで撮った写真を加工して遊びます。
使用したのはこのアプリ
最近お気に入りの、テント場での過ごし方。
出来上がった写真は下山後にInstagramへアップ。

この日の晩ご飯は自炊せず、小屋で頂きました。
備忘録として気温等をかいておこうと思います。
日中は12℃〜22℃。夜も16℃〜20℃。標高も少し下がったからか、温泉があるからなのか、かなり暖か。
ダウン上下にTOP QUILTで安眠。

3日目、朝食は寝る前に仕込んでおいた尾西のおにぎりと、永谷園のお吸い物
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辺りも明るくなってきた頃、テントを撤収。大量のお湯が流れる脇にあるトレイルで下山開始。

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途中、凍ってて結構滑る雪渓を横切ったり、、、

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あからさまにイヤなネーミングの箇所を歩いたり、、、

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ヒヤヒヤしながらも順調に高度を下げていきます。
そして林道が見えたらゴールは間近。
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無事、猿倉に下山。お疲れさまでした!!

下山後は、やはりカツです。カレーまみれのカツは最高であります。
コカコーラもあるなら文句なしです。

おしまい

2012年9月25日火曜日

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お盆休み。嫁と2人、2泊3日で白馬岳へ行ってきました。
嫁は去年のお盆にソロで同じルートを歩いています。よほどお気に召したようです。

赤、青、黄色。1日目、2日目、3日目となっています。
Pastebot 2012-09-23 16.16.41 午後
2日目は少々長く、最後の鑓温泉手前が滑り易い岩場が続くので注意が必要でした。
それ以外は道幅も広く歩き易いトレイル。嫁が気に入ったのも納得。
私もお気に入りのルートになりました。

1日目、東京駅から朝イチバン(二本目だったかな?)の新幹線に乗って長野駅へ。
長野駅から栂池高原まではバスで移動。

栂池高原からはゴンドラリフト、ロープウェイと乗り継いで登山口へ向かいます。
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登山口から一時間ほど樹林帯の登り。樹林帯が短いのはポイント高し。
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岩場は踏み外したらエラいことになりそうなので慎重に歩きます。子供はゲーム感覚なのでしょうか、軽やかに駆け抜けていきます。万が一転びでもしたら血だるまになること必死。ヒヤヒヤしながら見守ります。
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雪田を登り乗鞍岳へ。

乗鞍岳はバシッとした山頂がある訳ではなく、ノペーっとしています。嫌いじゃありません。
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目の前に連なる山並みは翌日歩く稜線。NHKのドラマ「坂の上の雲」のエンディングで使われていた稜線ですね。

乗鞍岳から少し下ると初日の宿泊地『白馬大池』が見えてきます。
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小屋の脇が幕営指定地。今回の幕はいつもと同じく
MSR / Hubba Hubba HP w/ Carbon Fiber Tent Poles [1493g]
このテント場「石を使っての設営は禁止、かならずペグを使用して下さい。」と言われました。
地面がかなり固いので細いチタンベグではキビシそう。

設営後は暗くなるまでダラダラ。池のほとりで写真撮ったり、お酒飲んだり、至福の時間。
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この日の夕食は永谷園の「麻婆春雨」
最後にアルファ米も投入してモリモリ食しました。

備忘録として気温等をかいておこうと思います。
日中は21℃〜22℃。夜も17℃〜12℃。
ダウン上下にTOP QUILTで安眠。

そういえば、前回の日光白根の山行から
finetrack / フラッドラッシュ®スキンメッシュT size-L [47g]
を着ていってません。バックパックを下ろしての休憩時、再び歩き出すときの汗冷えが少々気になりましたがそれ位。真夏は着ないでもよさそうです。

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2:00頃にトイレに行きたくなり、外へ出てみるとスゴい星空。天の川もバッチリみえました。

写真を撮って遊んでいたら結構良い時間。このまま寝ずに支度をすることに。
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2日目の行動食の用意をします。白い粉の入った如何わしい物体が見えますが、決して非合法なものではありません。私の夏用の行動食であります。

午前4:00ヘッドライトをつけて白馬大池を出発。雷鳥坂を登りきった船越ノ頭で日の出をみながら小休止。
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白馬岳に向かって、誰もいない朝の稜線をお散歩です。
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白馬岳山頂。この後歩く杓子、鑓ヶ岳方面を望みます。右手奥には劔岳も。

山頂からの眺望をしばし楽しんだあと、白馬山荘へ向かいます。
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山荘にあるレストラン「スカイプラザ白馬」にてお茶休憩。ケーキセットを頂きました。
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レストランにはお土産コーナーなどもありますが、内装はとても落ち着いた雰囲気。窓越しに立山方面の山々がみえるのですが、隣のテーブルのハイカーが持っていたZPacksのマルチパックが気になって仕方ありませんでした。

このあとレストランでお水をいただき、2日目の行程残り半分、白馬鑓温泉を目指します。

つづく

2012年9月21日金曜日

Cuben Pants [60g]

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高い山へ遊びに行く時、いつも持って行くレインパンツ。
歩きだす時点で本降りなら迷わず履くのですが、ハイキング中に降り出した場合は履かないことが多い私。
理由としては
・幕営地に着いたらダウンパンツに履き替えるし…
パリセードパンツの速乾性が尋常じゃない!!

思い返すと一年以上出番がない状態。しかしPatagonia Men's Torrentshell Pants[272g]を持っていってるので、ほとんど使わない物にしては重量的にけっこうな感じになります。
ならば、冬場はVBLパンツとしても使えるようにCuben Fiberで作ってみることにしました。

高価なCubenで失敗は許されません。
まずは不織布をホチキスでバチンバチン留めて試作品を作ってみました。
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で、サイズを決定。
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OMMにて購入したCubenを慎重にカットして
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後ほどショックコードを通す箇所を折り返します。Cubenは紙みたいにしっかり折り目がついてくれるので楽チン。
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VBLでの使用を考慮して今回はミシンを全く使わずに作ってみました。
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ZPacksにて購入したCuben Fiber Tapeでペタペタ貼付けていきます。
その際に参考にさせて頂いたのがこちらのサイト


完成!!ミシンを使わなかったので意外と簡単。図工の時間を思い出しました。
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裾とウエストにショックコードを通してコードストッパーで調節できるようにしてあります。

履いてみました。
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裾をしぼっていない状態。靴を履いたままの着脱を容易にするため、裾はかなり広めに作ってあります。
レインパンツとしての使用時は蒸れ感を少しでも軽減する為にこの状態で使用する予定。。。 
なのですが、かなり蒸れますw あまり快適とは言えないです。

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裾をしぼった状態。通気性皆無、ムレムレです。VBLパンツとしてはかなり活躍してくれそう。

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[272g]から[60g]。高山への所持品がめでたく200g以上も軽くなりました。

食料にウインナー200g追加しようかな。