2013年8月19日月曜日

130427~29_瑞牆山荘〜西沢渓谷_02

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奥秩父山行二日目。朝の気温は4℃と低めですが、かなりいい天気。
やっぱり山歩きは晴れてると最高ですね。

二日目のルート、コースタイムでは6時間20分となっていますが積雪量が多いので時間通りはいかないはず。
大弛小屋の方に話を聞くと「国師ノタルまでは踏み抜くと腰までいくよ」とのこと。
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この日はちょっとしたイベントがあります。同日、山仲間のOSONさんも別ルートから甲武信ヶ岳を目指すと聞きまして、であればテント場で合流しましょう!ってことに。
僕らが甲武信までたどり着けず途中でビヴァークの可能性もあるので、お互いのルートが交わる地点に目印を置くことにしました。目印があればテント場、なければビヴァークってことです。
なんだか子供の頃の遊びを思い出して無性にワクワクします。

では張り切って出発。
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しかし、のっけから大苦戦。当然夏道は雪に埋もれて見えないので先行している人の足跡を頼りに進むのですが、それが歩き易いルートとは限りませんし、必ずしも合っている訳ではありません。
実際2回程とんでもない方向に向かってましたし。
分かり易い尾根筋にでるまで、こまめにGPSみながら進みます。ちなみにこの時はiPhoneの山と高原地図(android版もでたんですね)とFieldAccessをホームボタンダブルタップで切り替えながら併用しました。

ここは前国師のあたり。
視界が開けると最高の眺めです。左から奥に南アルプス、中央手前は昨日歩いた稜線、その右奥は八ヶ岳。写真だと分かりませんがさらに右端奥には北アも見えました。
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110君が撮ってくれた素敵な写真。なのですが、自分の足の短さを目の当たりにしたショックは否めません。

歩き出してしばらくは寒かったのでダウンジャケット着てましたが、雪が積もって木の枝が自分と同じ高さにある為ジャケットを引っ掛けないよう注意して歩くのが大変でした。
それと、私が使っていたバックパック(MLD/BURN)はメッシュポケットがあるのですが、メッシュの目に枝が引っ掛かかるなんて事もしばしば。
そんなとき110君のHMG/2400 Southwest Packはいいよなぁ、と後ろから眺めてて思いました。

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「国師ノタル」を過ぎた辺り。南に面した登りの斜面の積雪が減ってきました。
しかし、このルートなかなか大変。地図の等高線をみて分かる通りアップダウンも多く、景色が開けるところもないので修行のようです。

地図にある「両門ノ頭」は展望良し。
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ここは絶好の休憩ポイント。最近お気に入りの行動食尾西のわかめごはんを頂きました。
ご飯はその場でお湯を入れて作るのではなく、朝食のとき用意してます。それを歩きながらだったり休憩時に小分けに食べています。

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午後の雪は陽光にさらされグズグズ。踏み抜く回数も多くなり疲れきった体には堪えます。
次回、同じ時期にこの山域を訪れる時は精神衛生を保つ為にもスーパーカンジキを持って行くことにします。

甲武信ヶ岳手前の分岐にOSONさんへのメッセージを設置。どうなったかはこちらを参照下さいw
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甲武信小屋にヘトヘトになりながらも到着。なかなかハードな一日でした。

今回、シルポンチョに自作のタイベックビヴィという組み合わせでしたが全く問題を感じませんでした。
やはり森林限界がタープ宿泊の境界線なんでしょうね。
それよりも今回キツかったのは地面からの底冷え。冷える時期は山道マット1枚での就寝は避けているのですが、今回は油断していました。。。
特に冷える箇所にはフロシキコジーを敷いて(110君スキル)難を逃れましたが熟睡とはいかず。110君は山道マットを二重にして横向きで寝て凌いだ模様。さすがです。
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三日目の朝。雪を溶かして水を作ったりしましたが小型110gのガスカートリッジで足りました。予備でエスビットを持てばなお安心、今後の指標になりそうです。
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徳ちゃん新道を使い西沢渓谷へ。
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座布団は地図という大胆な110君。
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途中、サコッシュやスリーピングマットケースをMYOGする方と一緒になったり楽しく下山。
二人してiPhoneの電波が通じるやいなやSNSに写真を投稿。
『いいね』を肴に酒を飲む2013GW山行でした。

おしまい



この2013年のお盆休みに7泊8日で光岳〜農鳥岳と南アルプスを大縦走していた110君。途中すれ違ったハイカーに私へのメッセージで「ブログの更新して下さい!!」と頼まれたそう。音楽を生業としていると『世の中せまいなぁ』と思うことが多々ありますがU.L.ハイキング界も同じですねぇ。
なんだかとても嬉しい気分になり書き終えることのできなかったブログを更新出来ました。本当にありがとうございます。