2012年3月21日水曜日

山と高原地図.jpg

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昭文社が発行している『山と高原地図』
最近はスキャンしてiphoneに取り込んでハイキング時に使用しています。

*2012年春(予定)に『山と高原地図』iPhone版アプリがでるようです。
もっと早く出してくれれば…

まずは自宅でせっせとスキャンします。スキャナーはCanon / CanoScan LiDE 210
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9回に分けて取り込みます。解像度は200dpi位がオススメです。

取り込んだ素材を画像編集ソフトを使って結合します。
私はAdobe / Photoshopを使用しましたがフリーソフトウェアのOpenOfficeとかでもできるのかな?

結合を終えた素材をJPEGで書き出して、itunes経由でiphoneに移します。
このとき私が使っているのはドキュメント、画像、映像、音楽を保存/再生/ダウンロードできるClipboxというアプリ。(これにはアニメもたっぷり入っているので私のオーバーナイトハイクには欠かせません)
写真-6
こんな感じで保存してあります。見たいファイルをタップすると地図全体が表示されピンチイン・アウトで拡大・縮小。

その日に歩く範囲を画面いっぱいに表示させ【ホームボタン】+【スリープボタン】でスクリーンショットを撮る。
同行者にメッセージを使ってキャプチャーした画像を送信し共有することもできます。
写真-8

もともとは外出先で山行プランを立てる場合に『山と高原地図』が手元にあればなぁ… と何度も思ったのがキッカケ。
最近はFieldAccessで現在地を確認、山と高原地図.jpgで分岐やコースタイムを見るという感じで使用していますが、なかなか快適です。
下準備はなかなか大変ですがw

2012年3月18日日曜日

120205_日向山(芦ケ久保)

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高校生時代からの友人であるタイ在住のトシボー。そして、その彼女の蛸ちゃんが日本に一時帰国すると連絡をうけました。
(蛸ちゃんというのはトシボーがつけたあだ名で本名はนัถวดี ตีเทล๊ก… 読めません)

僕のブログを読んでくれているトシボーから帰国したときに山に連れていってほしいと依頼され、もちろん快諾。そこで用意したコースはこちら。
ピクチャ 3
横瀬駅〜木の子茶屋〜日向山〜木の子茶屋〜芦ケ久保駅

ちょっと物足りないような気もしますが、ふだん山を歩かない人には丁度良いかと思います。
今回のメンバーは(左から)110君、ジュン君、蛸ちゃん、トシボー。そして私の5人。
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ジュン君はトシボーがタイランドで知り合った友人で、前日夜に行われた"トシボーお帰り飲み会"からの流れで急遽参加することになりました。
キャップもKAVUだし、普段走っているそうなので安心です。

それより気になるのがトシボーの背負っているバックパックの中身。どうやら蛸ちゃんのノートPCが入っているようです。恐ろしい… 大丈夫かな…

まずは横瀬駅から30分程道路を歩くのですが、目指すは釣り堀。
この釣り堀の脇が登山道の入り口になっています。
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この日はとってもいい天気で、気温は8℃前後を行ったり来たり。そこそこの斜度の登りを30分程歩くと開けた場所にでます。
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ここは日当りも良く、眺めも最高の休憩ポイント。
写真には映っていませんが目の前には二子山、そして左手に見えているのはイノシシ小屋です。
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ドドドドドドド

休憩中にトシボーが一人だけTシャツ姿になっています。いくら暖かいとはいえ汗の量が結構なことに。
そこで恐る恐るトシボーのバックパックを背負わしてもらったのですが…
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ぐはぁ!!この背負い心地… サイズ感とは裏腹に"夏季二泊三日高山縦走"みたいな重量感であります!

休憩終了後、出発前に皆でルートの相談。琴平神社から日向山へ登って木の子茶屋へ降りるというルートもとれるのですが、まずは茶屋を目指すことにしました。
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登山道には雪がありますが暖かい日差しのお陰か凍結しておらず、スパイク無しでも問題なく歩けます。

木の子茶屋に到着。後ほど食事させて頂くことを店の方に告げ、荷物をデポさせて貰いました。
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身軽な状態で日向山へ向かいます。
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山頂に到着です。

すると蛸ちゃんが「瞑想してくる〜」といい残し私達から少し離れた場所へ。
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「タイの女の子ってみんな瞑想とかするの?」(私)
「いいや」(トシボー)

蛸ちゃんが瞑想をしている間にお湯を沸かして人数分のコーヒーを作りました。
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やはり"山で暖かいコーヒー"は外せないイベントです。

武甲山を眺めながらコーヒーを飲んだ後、体が冷えきらないうちに木の子茶屋に戻ります。
しかし、途中の急な傾斜でジュン君がなにやら困っている様子。靴が滑って動けないようです。
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そこでスパイダー登場!
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持ってきて良かった〜。

難所?を乗り切りスパイダーを片付けている間に蛸ちゃんがしゃがみ込んで何かやっています。
おお、雪だるま制作ですね。
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むお〜!素晴らしい仕上がり!!
なんとコレ、人生初雪だるまとのこと。蛸ちゃんは今回の来日で初めて雪に触ったそうです。

山頂ピストンして茶屋に戻ったところでお食事タイムです。
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ここは炭火のバーベキュー。猪やら、鹿やら食べれます。
"とろける豚シロ"がビールに合って最高でした。

ずいぶんと茶屋でゆっくりしましたが日が暮れないうちに下山しなければ〜。
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登山道から一度道路へでて少し歩くと、とっておきのお楽しみポイントに到着です。
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山の中にあるメチャクチャ長いローラー滑り台。
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こんだけ長いと滑ってる最中笑いが止まりません。いつ来ても最高に楽しめます。

あとは駅を目指して少し下るだけのはずなのですが、なかなか道路に戻れない。
110君とは何度か一緒に来ているのですがイマイチ二人とも道を思い出せません。
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そしてココに来て確信しました。
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「あぁ〜、コリャ道間違えたな」と。
写真からは分かりづらいかもしれませんが、どう考えてもハイキングコースとは言えない感じになっています。

そこでFieldAccessを立ち上げて状況確認。
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赤いラインはローラー滑り台。恐らくピンクの矢印の方へ行くのが正解のルート。
で、状況確認したポイントは438という数字の右側辺り。
このまま沢沿いに下ってしまうのは遭難の王道パターン。卍マークの左側辺りはみるからに進めなそうな感じです。

道に迷ったら尾根に出る。
さいわい民家の裏庭?のような場所だったので人が歩いた形跡もあります。
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無事、元のルートに戻ることが出来ました。FieldAccess大活躍です。

短いコースだったけど、いろいろあって楽しい一日でした。
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トシボーが帰りがけにタイにはこういった里山的な場所は無いよと言っていました。
いつまでもこんな場所で遊べるといいなぁ。またみんなで行きましょ〜。

おしまい

2012年3月8日木曜日

sound03_雪に覆われたトレイルを歩く

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雪に覆われた奥多摩、石尾根をソロハイクしてきました。人もあまり居なくてとても静か。
アイゼンを付けて雪を踏みしめる音だけが自分の耳に聞こえてきます。

効果音として、またはチョップしてスネアの代わりにもなりそうなので録音しておくことに。
ダウンロードしてご自由にお使い下さい。
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Walking snow-covered trail 01 by Shinobu Koike

こんな感じの足の裏で
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・Hillsound / Trail Crampon size-XL [455g]

見づらいですが、こんな感じに堅く踏み固めらた雪道を歩いた音です。
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こちらの音は
Walking snow-covered trail 02 by Shinobu Koike

踏み固められてないところを歩いた音。少しザラメ気味の雪質。
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いつもは録音してきた音をEQ処理等をして聞きやすく加工することが多いのですが、この素材はiphoneのマイクで録ったまんま。
雪が余計な音を吸収してくれてピュアな音のみが鳴っている為だと思います。

となると、誰もいない雪山でアコースティックな音楽を録音したら結構おもしろい音が録れそう。楽器のカブりが気になる場合は雪で壁を作って遮音してみたり。もしかして演奏を聴きにきた動物の鳴き声が録れちゃったり…

などとメルヘンチックな想像をしてみるものの、寒くてそれどころじゃない筈。
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今後はバイノーラル録音ができるadphox / BME-200とか持って行きたいのですがiphoneだとモノラル録音のみ… FOSTEXが発売しているiPhone4用のオーディオインターフェイスAR-4iとかあれば別途レコーダー用意せずとも録音が可能になりますが本体重量が200g(この重量は電池込みじゃなさそう)。
普段から少しでも楽しようと、持ち物を減らして山に行っているだけにこれは問題な重量増。200gっていったらコンビニのおにぎり2個分はあるしなぁ…

さてさて、また考えなければ。

2012年3月7日水曜日

120128_三頭山〜槇寄山

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一月も終わりの頃。この週の前半に、まとまった降雪があり石尾根ではスキーを担いで出掛けた方もいるようです。そこで週末は奥多摩方面へ出かけることにしてみました。

ピクチャ 2
時間に余裕があれば…
都民の森駐車場〜三頭山〜槇寄山〜笹尾根〜仲の平

時間が厳しければ…
都民の森駐車場〜三頭山〜槇寄山〜仲の平

いずれにせよ"仲の平"近くにある蛇の湯温泉たから荘が最終目的地。
ここは東京にある唯一の日本秘湯を守る会の会員宿。お湯も雰囲気も最高です。

武蔵五日市駅からバスで都民の森まで行こうと思っていたのですが、12月〜2月は冬期運休!

嫁と二人困っていると、隣にいた二人組オジさまハイカーもなにやら困っている様子。
どうやら"仲の平"まで行きたいらしいのですが、次のバスまで一時間以上の待ち時間があるようです。("数馬"までのバスは通年運行しています)

タクシー乗り合いの相談を持ちかけたところ快く承諾してくれました。
(武蔵五日市駅〜仲の平 ¥7,410)(武蔵五日市駅〜都民の森 ¥8,760)
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オジさま方は"仲の平"にて下車。槇寄山から笹尾根方面へ行くそうです。
私たちも予定通りとは行きませんでしたが都民の森へ辿り着きました。

準備を済ませ登山口へと向かいます。
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結構積もっていますが踏み跡があるので安心。
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途中、スパイクを装着したりの時間を除くと20分で鞘口峠に。まずまずのペース。
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気温は-0℃ですが風が吹き抜けるところが多く体感はもう少し低め。

鞘口峠から先は尾根の北側(急な登りあり)と南側(緩やかに登る)でルートが選べます。
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今回は天気も良いので北側をチョイス。何故なら石尾根と奥多摩湖が見えるから。
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途中、直登する獣の足跡発見。ん〜、下ってるのかな?。
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足跡や鳴き声、もしくは糞をみて「これはアナグマだ」みたいなことをサッと言えるような人になりたいです。欲を言えば、そんなときに真顔でダジャレの一つでも言えるヒゲじいのような人?が理想。

途中にこんな箇所も。崩れて滑ったら嫌だな… とビクビクしながら歩きます。
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こういった場所を歩いていると「最初に歩く人は大変なんだろうなぁ」と考えてしまいます。

突然ですが今回の足回り装備。
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①. smartwool / PhD Running Light Mini [29g]
②. Montrail / Men's Sabino Trail GTX [411g]
③. Gill / Neoprene Overshoe [105g]
④. GRIVEL / SPAIDER[161g]

③と④の組み合わせがかなりイマイチでした。
(組み合わせかたが悪かっただけで個々のアイテムは素晴らしいです)
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③を使用する場合はチェーンスパイク等を装着して、先端部がめくれ上がらないようにする必要があるのですね…

④は頼り無さげなげで「大丈夫かなぁ」といつも思うのですが、あるのと無いのでは大違い。下りで多少滑る感覚はありますが、すぐに自分の体重で圧縮された雪に食いついてくれます。
ただ、私の装着の仕方が悪いのか、ベルトを固定する部分が30分位歩くと外れてしまい難儀しました。

少しでも軽くしたいという欲があり④を使用していましたが、最初から雪があると分かっている場合はチェーンスパイクに変更。
④は、夏の雪渓歩き、積雪・凍結の有無が分からないときに保険で持っていくものとします。

山行話に戻ります。
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最初は順調に進んでいたのですが、踏み跡があるとはいえ雪道はシンドイ…
山頂が見えてきましたが、この時点でもうヘトヘト。
休憩も込みですがコースタイムの2倍と想像以上に時間がかかってしまいました。
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山頂から北側の眺め。以前訪れた時は木の葉が生い茂り展望はいまいちでしたが、冬期の眺めは素晴らしいです。石尾根方面の稜線には雲がかかってませんがこちらは曇り気味。あっち行けば良かったな〜、とは口に出来ません。

山頂でお昼ご飯を食します。今日は「辛ラーメン」です。
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旨いですが、ま〜辛いです。子供が食べたら泣く、もしくは怒ると思います。
「ケハッ!」「カハッ!!」と咽せながら食べます。
オーバーナイトハイクでの「辛ラーメン」はオ○リの弱い私にとってリスクが大きすぎます。
私の中で「辛ラーメン」は日帰りハイクのみ有効の食事です。

予定よりかなり遅れているため、休憩時間はそこそこに先を急ぎます。
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山頂から少し南下すると都民の森駐車場へつづく分岐があらわれました。
車で来ている人達はピストンではなく山頂を経由してグルッと一周りできます。
ここから先、踏み跡の幅員減少。
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静かな気持ちのよい尾根歩きが続きますが、人が少ないだけに歩くのも大変。
人の踏み跡をたどって歩いていると、「右足、左足、右足、、、あれ?また右足?」みたいなことがたまに起こります。それと、一歩の間隔が妙に大きい踏み跡ばかりな気がする、あれはなんでだろうか?
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南面が開けているが見える景色はそれほどでも… な槇寄山を通過。
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あとは温泉目指して下るだけ〜。

エラくしっかり踏まれてます。"仲の平"から登って笹尾根を歩く人が多いのでしょう。
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下山途中、こんな場所も。

コースタイム3時間のところ、じつに2倍の6時間かけて下山。
1.5倍位と予想を立て、短めのルートにしたのですがそれでもキツかった…。
原因は雪のせいもありますが、私たち夫婦の体力と根性のなさだと思われます。
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ともあれ待望の温泉へ辿り着くことができました。ここのお湯なら疲れも吹っ飛ぶはず。
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ですが、あれ… なんか様子が…



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はぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!?????????
そんなことがあるんですか!!残念、残念すぎる。

バスの時間まで一時間以上。ここはひとつ気を取り直して日帰り入浴、もしくはお茶できる場所がないか探してみることに。

すると、近くに良さげな宿を発見。この面構えは期待できますよ!
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ですが、あれ… なんか書いてある…



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えぇ〜〜〜〜〜〜!!!(見にくいですが昼食は予約制とかいてあります)
そうですか、ここも駄目ですか… こうなったら、あそこしかありません。



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バス停。

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いいんです。お湯だって沸かせるし、スタバのVIAだってあるし、温かギアだって持ってきてるし。これでいいんです。





うぅ、温泉…

おしまい