2012年1月24日火曜日

111231~120102_十勝岳温泉_02

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二日目の朝、元旦。
午後から曇りの予報でしたが、朝からイマイチな天候。キタキツネも風に吹かれて寒そうにしています。しかし、北海道まで来たのですからとりあえず歩いてみることに。

今日もピストン山行です。昨日の感じからすると復路にかかる時間は、多く見積もっても往路の半分くらいと予想を立てました。
09:00に凌雲閣を出発、4時間歩いて13:00の時点で折り返し、15:00に宿へ戻ってくるというプラン。
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青い線が予定しているルート。この線を辿り、時間と状況の許す限り可能な場所まで行ってみることにしました。目指すは三段山の山頂です。

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・GRANITE GEAR / Vapor Trail w/o waist belt [860g]
・SnowClaw backcountry snow shovel [170g]
・MSR / Lightning Ascent 22 [1686g]
・MSR / Lightning Tails [268g]
・PETZL / Compact Composit125 [454g]

今回はスノーシューの浮力を向上させる専用テイルを付けてみました。テイルの有無でどれくらい浮力に差がでるのかを試してみようと思っていたのですが、すっかり忘れてしまいました。ちなみに1m以上の積雪でサラサラパウダー、テイル付きで膝くらいまで沈みました。
重いし長いので取り回しが大変だけど沈まない、軽くて取り回しが楽だけど沈む。今回のような新雪でだだっ広い場所なら前者の方が良いのでしょうが、せっかくの機会に試せなかったのは残念です。

昨シーズン使用したトレッキングポールはExpedのクルクル回して留めるタイプ。
ところが中のパーツが寒さにより縮小してしまい、クルクル回りっぱなしでまったく留りませんでした。(かなり使用していたのでパーツ自体もすり減っていました)
仕方なく小さくカットしたダクトテープを縮小したパーツに貼付け、なんとか留るようにして使用していました。そんなこともあり今シーズンからはパチンとロックして留めるタイプのトレッキングポールに変更。すこぶる調子がよかったです。

昨日の晴天と打って変わっての曇り空。風が強くサラサラの雪が飛ばされて、まるで降雪しているようです。
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先に見える尾根が地図にある紫色で囲った場所。岩と岩の切れ目を目指して進みます。

目指す尾根に近づいてきたのですが、天候は悪化する一方。視界も悪くなってきました。
「天気が良くないから、無理しないで戻ってくるのよ」
出発間際に声をかけてくれた宿のおかみさんの言葉が脳裏をよぎります。
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嫁と相談してここは一旦引き返すことに。吹上温泉のほうまでバスで移動して山スキーの方が大勢いる三段山のコースを登るプランに変更です。(地図にある緑色のルート)

悪天候という理由もありますが、それ以上にプラン変更の決定打となったのは、先を歩いていた私が吹きだまりにできたハイマツ上の空洞に落っこちるというアクシデントがあったからです。
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このときは胸くらいまで落ちてハイマツの上になんとか立っているという状態。
周りの雪が崩れたら… ハイマツが折れてさらに落っこちたら…
嫌な想像が頭の中をグルグル回ります。
そこで先日、目黒の名画座で観た映画の主人公を見習ってBill Withers/Lovely Dayを頭の中でならして状況をポジティブに考えてみることに。なんとかパニックにならずに済みました。

結局、一緒にいた嫁に引っ張り上げてもらい事なきを得ましたが、もしソロだった時のことを考えると恐ろしくなります。

宿に戻る事も決まったので、とりあえず来た道を戻ってみると踏み跡が見当たりません。
30分位しか経っていないのですが、50cm程の深さのあった踏み跡が見事に消えています。
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さらに、この辺りでまたもや雪を踏み抜いて片足ズッポリ落っこちました。先程と同じくハイマツの上です。
ところが今度はスノーシューの踵側にハイマツの枝が引っかかってしまい(釣り針の返しのような状態)いくら引っ張っても抜けません。嫁と協力して埋まった足の周りの雪を掘り起こし、引っかかった枝を払いなんとか脱出しました。

酷い目に遭いましたが、無事(?)に戻ってくる事ができました。
さっそくバスの時刻を宿のかたに伺ってみると、元旦なのでバスは運休とのこと。
仕方ありません。天候が回復するのを待ち、良くなれば辺りを散策する事にしました。
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宿の白いワンちゃん。カワイイです。

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宿の茶色いワンちゃん。カッコイイです。

二度も穴に落っこちたのでサコッシュの中は雪だらけ。
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i phoneは大丈夫かな、と思いシェルの胸ポケットを見てみるとジップが空きっぱなしになっています… 中には無い… パンツのポケットを探しても無い… サコッシュの中も無い… どこにも無い…

嗚呼、やってしまいました。

嫁にこの旨を伝え、駄目元で探しにいく事に。
探しにいく途中、昨日今日と何度か遭遇したソロのおじさんと合流。なんと探すのを手伝ってくれるそうです。
(この方は北海道在住。年末から付近の宿に長期滞在していて連日スノーシューハイクしていると仰っていました)

その後、3人で結構な時間探しましたが結局見つからず。私のi phoneは今ごろカチンコチンに凍っていると思われます。
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この写真がもしかすると私が最後にみたi phoneの姿かもしれません。3GS、滑らかなフォルムが手にフィットして大好きだったのになぁ。
(この件がキッカケで自作のi phone caseをつくるに至りました)

その後、しばらくソロのおじさんと立ち話。いろいろと良い話を聞かせて頂きました。
・穴に落っこちたときは、まず最初にストックがシッカリ刺さる場所を確保する。
・新雪の上に物を落としたら、じっと動かずに雪の影を探す。
(ものが落ちる>穴ができる>真っ白な地面に影ができる)
その他にも北海道で紅葉が奇麗な山の話など、いろいろ教えて頂きました。

宿に戻り温泉に入ったりして時間をつぶしてみますが、いっこうに天気が回復しそうにありません。この日歩いたのは地図にある赤い線の辺りだけ。もう少し歩きたかったけど、この天気じゃ仕方ありません。連日悪天候で全く歩けなかった訳ではないので、これで良しとします。
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結局、この日(元旦)はテレビをみてダラダラと過ごしました。
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僕の大好きなヒゲじいも紋付羽織袴でお正月仕様。

翌日、朝一番の便で旭川空港を出発。成田空港に到着後、嫁はまっすぐ帰宅。
私もまっすぐ家に帰りたいですが、そうはいきません。行かなければならない場所があります。
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ソフトバンクショップ。お正月も空いてるんですね、助かりました。

"実質無償機種変更キャンペーン"を利用してiPhone 4Sを購入。
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家に帰ってmacbookのバックアップからデータを復元。落とす前と寸分違わぬ内容のiPhone 4Sが出来上がりました。(予測変換まで元通りに!)

今回の山行もケガ無く無事に帰って来れたことがなによりです。

おしまい

6 件のコメント:

  1. わ〜このアクシデントでサコッシュに雪が入ったのですね。
    一人だったら…う〜ん、怖すぎです。
    なんかこれを読んで「本格的雪山はもうちょい先!」って
    気持ちに決心がつきました〜。奥様頼もしい!

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    1. 雪山怖いっす… ソロのおじちゃんは凄いです。
      おじちゃんも僕と同じように穴に落っこちてハイマツの枝が引っかかり抜けなくなったらしいのですが、雪に頭を突っ込みながらほじくり返して脱出したと言ってました。
      一人は… 無理ですね。怖すぎます。
      嫁は… 頼りになります!

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  2. 僕も北八で雪の道かと思ったら木道の上で思い切りズボっといきました。
    怖かったですね。
    でもまた行きたし雪山。

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    1. 雪で木道が隠れてると、どこ歩いていいのか分からないですよね。
      ちょっとズレるとズボっといくしw
      今週末は良さそうですね。雪山。

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  3. スノーシューって冬季限定のハイキングの一部という認識でしたが、
    そのためだけに連日楽しみに来るってことは、
    ハイキングとは別にスノーシューって言うアクティビティがあるって
    認識の方が正しそうですね!
    冬の遊びとしては山歩き好きはハマりそうですね。
    でも雪山通いはセレブな遊びですねぇ~。

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    1. >でも雪山通いはセレブな遊びですねぇ~。
      そうなんす… 金かかりますよね…
      日光とか東武線使えば交通費も安く上がって手頃なんですけど、放射線がどうなのかなぁと。
      ガイガーカウンター持ってハイキング行ってこようかしら。

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