2012年2月9日木曜日

120108~09_北八ヶ岳_01

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正月後の3連休、天気予報も晴れマークが並んでいます。土曜に急な仕事が入りましたが、日曜、月曜日と特に予定もなかったので嫁と一緒にスノーシュー持って北八ヶ岳は白駒池へテント泊をしに出掛けてきました。
スクリーンショット(2012-02-07 13.52.42)
一泊二日、ロープウェイを利用したピストン山行。山を歩き始めた頃から楽しく読ませて頂いているコチラのブログで知ったこのルート。のんびりと歩けそうで、とても楽しみです。

茅野駅からバスに乗りピラタス蓼科ロープウェイ駅にやってきました。
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ここで唐揚げ丼を食べながらTwitterをボーッと眺めているとRidgeのkurosawaさんが
「下山。初めての北八ヶ岳雪山ハイク、天候にも恵まれて楽しかった。」
とつぶやいています。早速、kurosawaさんに私もピラタスにいることを返信。

ロープウェイに乗り込み、再度Twitterをチェック。
「60分のバス待ち」と返信が、ロープウェイ内からバス停を眺めると…
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kurosawaさん発見!残念、ニアミス。今年はどこかハイキングご一緒したいです〜。

山頂駅に到着。天気も良く風もほぼ無いので、絶好の雪山ハイキング日和。
暖かいのが好きな嫁も楽しそう。やっぱり晴れは良いです。
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北アルプスもよく見えます。
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南八ヶ岳方面も
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途中の東屋で一休み。
向かいに座ってたオジサマ方は焼き肉からの締めのラーメンを食べていらっしゃいました。
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昨年の同じ時期、この場所で私のSUUNTO/COREが-25℃を表示した直後にスーッと画面の文字が消えてそのままお亡くなりになられました。(メーカー保証で新品と交換できました)

ご覧の通り雪はしっかりと踏まれているので軽アイゼン、スパイク等があれば難なく歩けます。東屋で食事されてたオジサマ方はご近所らしく頻繁に訪れているそうで、トレイルの雰囲気(踏まれ具合)はいつもこんな感じと仰っていました。
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スノーシューを装着していると、こういった岩がちょこちょこある場所での取り回しが少々厄介。
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緩やかなコースでこれだけ踏まれていればスノーシューを外して歩いても良いのですが、背負っても重いしせっかく持ってきたので付けたまま歩きます。

オトギリ平に到着。急ぐこともないのでここでも一休み。
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冬のお気に入り行動食
・SNICKERS mini [21g/97kcal]
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寒くてガチガチに固まっております。勢いよく噛んだら歯が折れそうです。
これからはパンツのサイドポケットにしまうことにします。

オトギリ平から少し進むと開けた場所にでます。こんなトレイルをずっと歩いていたいです。
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嫁はスノーシュー外してます。三連休の二日目なのでとても歩き易いです。

メルヘン街道(国道299号)を横切ると麦草ヒュッテ。
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嫁が格好良く撮影してくれました。お腹の出っぱりも巧い具合に隠れています。

日も落ちかけてきて少々寒くなってきたので、温度を見てみるとSUUNTO/COREは-7℃、Suunto/Cometは-14℃を指していました。共に山道サコッシュの外側に装着。
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日中、風もなく陽が射すなか歩いていて何度か温度を確認しましたが、大体-2℃〜-5℃(SUUNTO/CORE)を行ったり来たりといった感じでした。

白駒の奥庭。とても奇麗な場所なのでココでしばらく写真撮影。
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雪に覆われた白駒の森を進みます。この辺りもいい感じですが、少々寒くなってきました。
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森を抜けて、暗くなる前に青苔荘に到着。
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テント場の受付を済ませ、ビールを買おうとしたら
「先に設営しちゃいなさ〜い」
と宿のご主人。ごもっとも。気さくでとても感じの良い方でした。

テントは私たちの他に2張のみ。
場所は選びたい放題。少し奥に行ったところに絶好のスペースを発見。
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(kurosawaさんが前日に張っていたのと同じ場所のようにみえますが…)

今晩の宿は
・MSR / Hubba Hubba HP w/ Carbon Fiber Tent Poles [1493g]

自立してくれるので用意したペグは
・MSR / Blizzard Tent Stakes [22g]
前室用に2本。
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フライの隙間を雪で密封して寒さ対策。

今日の晩ご飯はフリーズドライの豆腐チゲスープに豚肉、シメジ、白菜、溶き卵。
最後はアルファ米雑炊。外から戻ってくるとテント内はもの凄いチゲ臭でした。
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調理前と調理後でテント内の温度変化は-7℃ → -2℃。
翌朝、雑炊の残りを暖めて食べたのですが、そのときも-3℃ → +2℃。
ストーブ使うとテント内の温度変化は+5℃でした。
世の中には気温フェチの方がいるかもしれないので、今後も継続して調べてみようと思います。
(翌日、麦草ヒュッテのスタッフの方に聞いたのですが、この日はかなり暖かかったそうです)

備忘録として今回の着衣、寝床をかいておこうと思います。
*①→③ 数字の少ない方が体に近く、増えるごとに外側になっていきます。

①. finetrack / フラッドラッシュ®アクティブスキン バラクラバ [17g]
②. smartwool / Neck Gaiter [58g]
③. Patagonia / Woolly Hat [103g]

④. finetrack / フラッドラッシュ®スキンメッシュT size-L [47g]
⑤. smartwool / Men's Midweight Crew size-M [244g]
⑥. patagonia / Men's R2 Jacket size-M [404g]
⑦. HAGLOFS / LIM ULTIMATE JACKET size-M [262g]
⑧. Western Mountaineering / Hooded Flash Jacket size-M [277g]

⑨. smartwool / Men's Lightweight Bottom size-S [190g]
⑩. Arc'teryx / Gamma AR Pant size-M/M [480g]
⑪. smartwool / PhD Running Light Mini [29g]
⑫. mont-bell / U.L.ダウンパンツ Men's size-L [190g]
⑬. mont-bell / エクセロフト フットウォーマー [151g]


⑭. 山と道 / U.L.Pad15s 100cm [75g]
⑮. mont-bell / U.L.スーパーストレッチ ダウンハガー#3 [640g]
⑯. Hiker's Depot / TOP QUILT [463g]
⑰. Adventure Medical Kit / Emergency Bivvy [117g]

⑱. mont-bell / U.L.コンフォートシステムピロー [68g]
⑲. 山と道 / U.L.Pad15s 200cm [157g]
⑳. Astro-Foil™ / Astro-E 122cm×50cm [142g]
㉑. Adventure Medical Kit / Emergency Blanket - One Person [76g]
㉒. MSR/ Hubba Hubba HP(Inner Tents) [667g]

①〜③ 頭部
④〜⑧ 上半身
⑨〜⑬ 下半身
⑭〜⑰ 寝袋系
⑱〜㉒ 床系

以下はそれぞれの使用感です。

①. 就寝時も着用していたのですが、締め付けられる感じがして夜中に外してしまいました。
薄くて呼吸の妨げにならないので、できることならずっと着用していたいところ。ダイエットするしかないのかなあ。

②. 就寝時は外していました。行動中に口を覆うと少々息苦しさを感じました。いままで気になった事は無かったのですが、これは標高のせいなのか、肺活量が落ちたのか… いずれにせよ、それほど気にならない程度なので現状で良しとします。

③. 就寝時は外していました。

⑦. 就寝時は脱いでいました。

⑭. 寝袋の内側に入れてます。以下はこの日の会話。
「背中が寒い」(嫁)
「山道マット中に入れてる?」(私)
「NO」(嫁)
「入れるのじゃ」(私)
「暖かい!!全然違う!!」(嫁)

わかっていたことですが⑯.と⑰.の間で大量に結露。連泊ではないので軽く水分を払って収納、家に帰ってから乾かしました。こちらの<結露対策> で紹介されているとおり、ダウンバッグへの結露による被害はかなり軽減されていました。しかしコレ気になるな…

⑱. いつもは雨具やらタオルをスタッフサックに詰めて(テント内整理も兼ねて)枕にしているので持って行きません。久しぶりに使用しましたが寝心地は抜群。寒いと横向きで寝ることが多いので大活躍です。冬場は持って行くことにします。

㉑.テントの床に敷き詰めて使用。銀色の面を上にするのが良いのか、下にするのが良いのかいつも悩みます。上にしてテント内の暖まった空気を反射。下にして地面から来る冷気を反射。どっちが効果的なんだろう… 今回は上にして使用。

私が確認出来たテント内の最低気温は-7℃とそれほど寒くありませんでした。外気温も同時に計れば良いのですが、実行するのはいろんな意味で難しそう。

睡眠中は概ね快適だったのですが腰の辺りに少し冷えを感じては目が覚め、横向きになると寝れる、といったことが何度かありました。腰にカイロでも貼っておけば良かった気がします。
しかし、⑭+⑲+⑳の組み合わせなら絶対寒くないと思ったのですが意外な結果です。私の体調が悪かったのかな?懲りずに次回も同じ組み合わせで行こうと思います。

ちなみに横で寝ていた嫁の寝袋は
・NANGA / ナノバック720SPDX [1147g]
メチャクチャ快適で少し暑かったと言ってました。

私は⑮+⑯+⑰で[1220g]
NANGAほど暖かくなくて、激しく結露して、重い。
冬期用の寝袋がもう1個欲しい!!

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つづく

6 件のコメント:

  1. どうも、気温フェチです!
    テント内-7℃って女性でもギリいけそうな感じですね。
    その気温なら八ヶ岳行ってみたいなぁ…。
    就寝時のウエアリング、参考になります!

    >ストーブ使用で+5℃
    確かにいつもそんな感じだったような。
    1時間もすれば寒くなった気はしますが、どうでした?

    >ダウンバッグへの結露による被害
    タイベックシルバーって、どうでしょうか?
    ちょっと気になったので昨日注文してみました。

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    1. あ〜!気温フェチの人だ〜、ワーイワーイ。
      テント内-7℃ってことは外は-15℃はいってないと思われます。
      ヤマケイオンラインの八ヶ岳周辺の山岳情報をみていると最低気温-20℃とかあるので、テント内で-10℃とかになっちゃうでしょうね…。

      >1時間もすれば寒く
      これは調べてなかったす。思い返すと、それ位だったような、もうちょっと早かったような。

      タイベックシルバー、実物見たことないんですよ〜
      冬期用のグラウンドシートですか?もしやビビィ作製!?

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  2. 僕は同じ時期の雲取山でテント内-8℃くらい、外-10℃だったので
    フロアレスだと内外の差がやはり低いですね。
    ジャッキーさんも冬季ハバハバの2人利用の暖かさを説いてたので
    "二人でいる"ってのがポイントかもしれません。

    ですね!1時間もたなかったですね。30分とか?

    タイベックシルバー、僕はMYOGまだできないので
    Y君にビビィに挑戦させようと目論んでおります(笑)。

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    1. 確かに"人間"はかなりの熱源でしょうね〜
      狭いテントの中に大人数とか。うわぁ、それは無理だw

      ストーブで暖まった空気… んん〜、思い出せないっす。こんどは忘れずに調べなきゃ。
      どうやらオソンさんの気温フェチが伝染したようです。

      おおっ、Y君!!
      しかし、例のトレッキングポールは作ってるのかな〜

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  3. ホントビックリしましたよー。
    ソフトバンクの電波がもうちょい良ければ出会えてましたね!!
    でもロープウェイからの写真が良いのでコレでありですね。
    テントの場所迄一緒とは驚きです。後、行動食も一緒なんです...硬くてアゴがずれそうでした。

    暖かくなったら皆で行きましょねー♪

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    1. ロープウェイから見えたときエラく興奮しましたw
      テントの場所はやはり一緒ですよね。一番良さそうなとこを探した結果あそこになりました。

      暖かくなったら皆でいきましょう!!
      あと、先日話してたSK8でってのもやってみたいですね〜。

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