2013年11月19日火曜日
130919~22_飯豊連峰_01
遅めの夏休みがとれたので、かねてからの願いだった飯豊連峰へ行ってきました。
山を表現する場合に、険しい山を「男性的」なだらかな山容を「女性的」と言うことがありますが、この連峰の中心である飯豊山と大日岳を結ぶ稜線はまさに「女性的」の一言に尽きます。
のんびりした山行を好む私には、うってつけの山です。
1日目
東京駅10:08発【やまびこ133号】で郡山へ。
郡山で磐越西線に乗り換えて、会津若松を経由し野沢に向かいます。
磐越西線の雰囲気が旅情気分を盛り上げてくれます。もちろんビールは購入済み。
野沢からは西会津町が運営しているデマンドバス(要予約)で弥平四郎の集落まで。softbankは圏外ですね。。。
集落から登山口までは1時間30分の林道歩き。
歩き始めが15:00とかなり遅めですが、1日目は登山口からすぐの祓川山荘に幕営するので日が落ちる前には辿り着く予定です。
林道歩きが退屈だったのでダウンロードしておいたPodcastを聞きながら歩くことにしました。
最初、iPhoneをPatagonia Tropic Comfort Hoodyの胸ポケットに入れていたのですがどうも調子が良くない。何か良い方法はないかと思案していると、はっと思いつきました。
以前swift packに縫い付けたCamera Strap Hooksに、これまた以前LIFEPROOFに取り付けたコードを引っ掛ければ、スピーカーが耳元へ向いてなんともいい塩梅に。本来カメラ用に付けたものでしたが、ここのところカメラは自作のサコッシュに入れているので、フックを外そうか悩んでいました。思いとどまっていて良かったです。
そうこうしていると、あっという間に祓川山荘に到着。
山荘脇に適度なスペースがあったのでシェルターを設営。
他に誰がいるでもないので無人の山荘に泊まれば良いのでしょうが、どうも山奥の小屋に1人で寝るというのは気が進みません。いつもの見慣れたKhufuの天井のほうが落ち着きます。
2日目
久しぶりの縦走ということもあり、祓川山荘からコースタイム6時間の切合小屋を2日目の幕営予定地としていました。ところが、いざ歩いてみると切合小屋に10:00到着。
こりゃまだまだ歩けるぞ!ってことでコースタイム10時間の御西小屋を目指すこととなりました。
地図には【十森】とかいてある最初の水場。このあとも水場マークがあったのでスルーしてしまいました。ところが【猪尾】の水場へは危険と表記された看板が。当然そんなとこは行きませんw
【三国小屋】の水場は小屋から15〜20分位下ったところにあるとのこと。当然そこもいきません。
そんなわけで切合小屋まで手持ちの水は300ml程度。天気は快晴です。加えて私は汗っかきです。
途中、すれ違ったハイカーに「水を恵んで下さい。。。」と言うことなく切合小屋に辿り着けました。
予定より早い到着。天気もよいので、のんびりと日清カップヌードルリフィルを頂くことに。
山の上で食べるカップ麺は美味いです。
食後は飯豊の美味しい水でSTARBUCKS VIAのアイスコーヒー。
水分補給もエネルギー補給も完了。飯豊山へ向かいます。
飯豊山頂からの眺め。左奥に見えるのが飯豊連峰の最高峰、大日岳。右奥に伸びる稜線を3日目に歩きます。
御西小屋へ向かうなだらかな稜線。ハイキングに夢中になりだした時からずっと歩いてみたかった場所。
御西小屋が見えてきました。なんだか素敵な場所にありますね。
小屋の管理人さんに500円の幕営料を支払い、雪渓の氷で冷やされたビールも売って頂きました。
とりあえずビールを飲んでから設営。小屋の周りは5〜6張程度のスペースですが、テント泊は私一人。
水場は小屋から5分程下った場所にあります。
今回は奮発してウイスキーは山崎12年を担いできました。飯豊の水で割ったウイスキーを呑みながらiTunes Storeでレンタルした映画を鑑賞。この上なく幸せな時間。
シェルターの設営箇所の都合上、西日が強く参っていましたがGoLite CHROME DOMEで問題解決。
風で飛ばされないようにカラビナでペグと連結。
夜は横から吹き付ける風が強く、シェルターをかなり揺らしましたが、サイドのガイラインを張ってあったこともあり問題なく過ごせました。
ただ隙間から入ってくる風はつま先から体温を奪い、なかなか寝付けません。仕方なく外に出て、Khufuに付いているフラップに石を置き隙間を密封。正確な温度変化は分かりませんが体感は5℃くらい変わったのでしょうか。非力な防寒具でも、なんとか寝付くことができました。
つづく
以下、備忘録。
シェルター内の気温16℃。
finetrack / フラッドラッシュ®スキンメッシュT size-L
Patagonia / Tropic Comfort Hoody size-M
OMM / Cypher Smock size-M
Western Mountaineering / Hooded Flash Jacket size-M [850FP/85g]
Arc'teryx / Palisade Pant 32"
mont-bell / U.L.ダウンパンツ Men's size-L [800FP/45g]
smartwool / PhD Running Light Mini
SealSkinz / Mid Light Socks
mont-bell / U.L.コンフォートシステムピロー
Hiker's Depot / TOP QUILT [463g]
山と道 / U.L.Pad15s 100cm
山と道 / U.L.Pad15s 30cm
2013年11月12日火曜日
130615~16_尾瀬_02
梅雨の尾瀬ハイキング二日目。ルートはこんな感じ。
宿泊地の見晴らしキャンプ場から八木沢道経由で富士見峠へ登り、鳩待ち通りを歩くことに。
このルートは初めて歩いたのですが雰囲気も景観もすごく良い感じ。幕営地からは500m程度の登りなので、それほどキツくもありません。
もし、がっつり登りたいようであれば燧ヶ岳へ行くのもいいでしょうし。
尾瀬はいろんな歩き方ができるので何度も来たくなりますね。
朝、起きてみると雨も止んでいました。各々朝食を食べてから出発です。
前日の雨の影響でトレイルにちょっとした川が出来ています。これくらいだと歩いてて楽しいです。
富士見峠に到着。小屋があるので中で休憩。
僕と110君は迷わずビールを頂きました。
小屋から先の稜線がすごく良い感じ。これで天気が良ければ言うことなしなのですが。。。
晴れていれば目の前に至仏山、その奥には谷川岳と巻機山を繋ぐ稜線が見えたんだろうな。
少し残念ですが、また来る理由ができたのでよしとします。
鳩待峠前の下りも登山道が水浸し。
ジーパンにスニーカーみたいな格好の人達と結構すれ違ったけど大変そうだったなぁ。
僕の今回のシューズはevolvのTaulus。始めから雨が降ると分かっていたので防水シューズに。ちょっとした水たまりを気にしなくていいのでストレス無く歩けました。
ただ、防水シューズは水が入ってしまったら始末に負えませんし(実際にこの後、始末に負えないことが起きました)通気性悪いから夏も履きたくない。
今回は数少ない出番で活躍してくれました。
それほど雨に降られず、無事に鳩待峠へ到着。
整備された登山口には、靴の泥を落とせるように水道が用意されていることが多いです。もちろん鳩待峠にもあります。今回のハイクは泥んこセクションが多かったので、汚れたシューズと、汚れたパンツの裾を洗うことにしました。
私、気が緩んでいたんでしょうね。靴履いたまま膝の下辺りから水をぶっかけてしまいました。ゲイターを付けているわけではないので当然靴の中は水浸し。防水なので履いているかぎり乾きません。
「防水シューズをチョイスした自分ナイス!!」と歩きながら心の中で何度も叫んでいましたが、帰りはビショビショの靴です。ぐむうぅ。
おしまい
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