2011年12月25日日曜日

厳冬期の頭部

昨シーズンのこと。
スノーシューを購入、初心者向けということで美ヶ原、北八ヶ岳へ行ってきました。
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このとき頭部に装着していたものは
頭部B1
①. Outdoor Research / Peruvian Hat [52g]
②. Patagonia / Logo Visor [57g]
③. Mountain Hardwear / Men's Micro Neck Gaiter [25g]
④. Oakley / FLAK JACKET® (ASIAN FIT) [25g]

という組み合わせ。
①.GOREのWINDSTOPPERにフリース地、イヤーフラップ付き。個人差はあると思いますが、それほど冷えは感じませんでした。

②.主に汗止めを目的として一年中使用しているサンバイザー。

③.ネックゲイター。首のみ、目元まで覆う、頭から被って耳を隠す。いろいろ使えるので寒い時期は街でも山でも持ち歩きます。

④.サングラス。父親が東北出身なので私自身、瞳の色素が薄くかなり茶色いです。そのために強い日差しが苦手で、酷いときは頭痛が起きます。一年中欠かせないアイテム。

この装備でスノーシューハイキングに行ってきたのですが、あまり快適とはいえませんでした。
第一に感じたことは"肌は露出させない"です。

ネックゲイターを目元まで上げてしまえば大丈夫だろうと思っていたのですが、このときにネックゲイターと鼻の脇に隙間ができます。ココから湿った呼気が垂直に噴出されサングラスが曇ってしまうのです。
仕方なくサングラスを外しますが、長時間だと私の場合頭痛を引き起こす恐れがあります。
そんな訳でサングラスをして鼻を露出して歩くことになりました。
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見た目が"キン肉マン"の様になります。
露出部は当然寒く、冷えた鼻がポロリと落ちそうです。

今シーズン、快適に過ごせるように以下のような感じで試してみたいと思います。

<プランA>
頭部B2
①-2. Patagonia / Woolly Hat [103g]
③. Mountain Hardwear / Men's Micro Neck Gaiter [25g]
④-2. poc / Iris BUG [109g]
⑤. finetrack / フラッドラッシュ®アクティブスキン バラクラバ [17g]
PC194266

①-2.ゴーグルを装着するにはサンバイザーの"つば"が邪魔になります。それほど汗はかかないと思いますが①よりは吸汗性がありそうなイヤーフラップ付きのニット帽に変更。

④-2.ゴーグルに変更。サングラスのときは強い横風が吹いたときに眼球が寒かった記憶があります。コレでその問題は解消。
メーカーHPによると『レンズ上部にベンチレーションを備えたダブルレンズを採用したモデルです。ゴーグル内部を効率的に換気することで曇りを抑え、クリアな視界を確保します。』とかいてあります。実際のところはどうでしょうか、気になるところです。
そういえば、スノーボードのプロショップの店員さんが「ゴーグルはピッタリフィットしてるより鼻の脇が少し開いてる方がレンズが曇らなくていいですよ〜」と仰ってました。

⑤.バラクラバを導入。この商品かなり評判がよいらしく昨シーズンは売り切れ、メーカーも在庫切れで入手できませんでした。
(コレがどうしても欲しかったので昨シーズンはバラクラバ無しで乗り切りました)
メーカーHPによると『強力な撥水力とほとんど保水しない効果で、呼吸によって口元が凍りつくことも少なく、また、生地も非常に薄いため暑すぎることもありません』とのこと。アクティブスキングローブを使用していたのでこの説明が間違いないことはわかります。
③を同時に使用して不足している保温力を補うことにします。

<プランB>
頭部B3
①. Outdoor Research / Peruvian Hat [52g]
②. Patagonia / Logo Visor [57g]
③. Mountain Hardwear / Men's Micro Neck Gaiter [25g]
④. Oakley / FLAK JACKET® (ASIAN FIT) [25g]
⑤. finetrack / フラッドラッシュ®アクティブスキン バラクラバ [17g]

「いくら何でもゴーグルはいらないんじゃないの?」って時はこの組み合わせで行ってみようと思います。寒暖の状況に応じて色々な被りかたができそうです。

今シーズンは⑤の導入でかなり快適に過ごせそう。新しいギアを手に入れると早く試してみたいという気持ちでいっぱいです。今年は雪の降り出す時期が例年より早いようなので楽しみです。

2011年12月21日水曜日

111123_蕨山

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11月も終わりの頃、秩父の紅葉が丁度良さそうなので嫁と二人で歩いてきました。

今日のルートは
ピクチャ 3
名郷〜蕨山〜藤棚山〜大ヨケノ頭〜小ヨケノ頭〜さわらびの湯

池袋駅から特急レッドアロー号に乗って飯能駅を目指します。

特急列車での移動は良いですね。一気に”旅気分”が増幅します。
乗車前にコーヒーやら、サンドウィッチやら買うのも楽しい時間。

飯能駅にて降車。ココからはバスで名郷に向かうのですが乗客が結構並んでいます。
これは座れなそうな雰囲気。
ピークタイムは20分間隔で走っているので一本待つことにします。

待っている間に嫁が「寒い」と言い出しました。危険です。
ウチの嫁は冷やすと大変なことになるので早急に対処しなければなりません。
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休憩時用に持ってきたダウンジャケットで体を覆うことにします。
中から「暖かい」と聞こえてきました。なんとか大事に至らずに済んだようです。

バスでの移動は1時間程。
名郷に到着しました。武川岳、鳥首峠へ向かう場合もこのバス停で降ります。
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キレイなトイレもあるので、ここで準備を整えてから出発です。

バス停から登山口までは少し林道歩き。
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林道が終わると杉の植林を急登です。
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9月、10月の休日はいろいろな高山を縦走していたので、コレくらいの登りはなんてこと無く進めます。

しかし、1ヶ月くらいダラダラすると簡単に軟弱な体に戻ってしまうので
『体力』『引っ込んだお腹の状態』
を別名で保存【save as】できないものかといつも無理な妄想をしてしまいます。

植林の斜面を抜けた鞍部。ここからは尾根づたいに蕨山の山頂を目指します。
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このルートは最初の植林地帯を抜けてしまえば、いい感じのトレイルが続きます。
下山する場所が丁度温泉ということもあり人気のコースです。といってもそこまで人は多くありません。
後から聞いた話ですが同日、すぐ近くにある棒ノ折山はかなり混雑していたそうです。

尾根を少し進んだ場所。陽が当たってとてもキレイです。
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本当にキレイです、なんとも良い色です。
・Terra Nova / LASER 20L ELITE [234g]
このYELLOWの発色は素晴らしいです!

途中、左手に武川岳・伊豆ヶ岳を眺めながら歩きます。
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こういった岩場が何カ所かありグッと高度を稼いでは、平らな尾根歩きの繰り返し。
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いつもは2人ともダブルストックなのですが、今回は一組をシェアして一本ずつで歩いてみました。岩場が頻繁に出てくるコースではシングルストックのほうが取り回しが楽で良いですね。

いい感じのトレイル。ベンチで一休みしたいところですが山頂も近いので先に進むことにしました。
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先ほどのベンチから20分程で蕨山(蕨山展望台)に到着。
蕨山の山頂は尾根を登りきって右の"有間山方面"へ少し行くとあるのですが展望も無く標識がポツンとあるだけなので向かう人は少ないようです。この展望台へは尾根を登りきって左です。
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展望台からの眺め。奥に見える高い山は大岳山でしょうか?
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休憩されている方達は5〜6人。ここで食事を摂る予定でしたが、10人程の団体を2組追い越してきたので混雑する前に展望台を後にすることにしました。
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途中、トレイルから少し外れた日当りの良い場所でおにぎりを食べました。

蕨山から先は何カ所がピークを通過しますが、たいした登りではありません。
少しづつ標高を下げながら進んで行くのですが、トレイルの雰囲気が頻繁に変化するので退屈せずに歩けます。
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大ヨケノ頭を過ぎた後、道路を横切ります。
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この辺りに車を駐車していると思われる年配のご夫婦ハイカーをよく見かけます。

この日は標高700m付近の紅葉が見頃でした。
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小ヨケノ頭を通過して直ぐの左手にお茶休憩にもってこいの場所があります、ここを過ぎてしまうとなかなか開けた場所が見当たりません。

この日は上の写真の場所を通り過ぎてしまっていたので、登山道が少し広くなった場所で休憩することにしました。
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展望はありませんが、切り株があって、陽も当たって暖か。
まずまずのロケーション。

残り1時間ほどのルートをさわらびの湯目指して一気に降ります。
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さわらびの湯に到着… あれ、いつもと様子が違います。
さわらび秋祭り場会??むむ?
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フリーマーケットの会場…
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クライミングに挑戦する子供…
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そしてイターゴルフ…
イターゴルフ?
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なるほど、ストレートなネーミングセンス!好感が持てます。

この後、風呂のある建物に向かいましたが人が溢れかえってます。
かなりの混雑が予想されるので、入浴はあきらめて帰ることにしました。
イターゴルフに出会えたのですから良しとします。

帰りのバスを待っていると、ふとあるものが目に留まりました。
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"なぐりづえ"
解釈を間違えると凶暴なアイテムへと変貌するおそれがあります。
「う○こー」が大好きなガキンチョは進んで間違った解釈をするでしょう。
注意書きを書いた方がいいんじゃないかな?大丈夫かな?
などと思っているとバスがやってきたので乗車。帰路へつきました。

おしまい

2011年12月16日金曜日

厳冬期の足下

昨シーズンのこと。
スノーシューを購入、初心者向けということで美ヶ原、北八ヶ岳へ行ってきました。
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この時の足下は外側から
PLAN_O
①. Gill / Neoprene Overshoe [105g]
②. OR / Flex-Tex Gaiters [58g]
③. patagonia / Men's Drifter [509g]*非防水です。
④. SealSkinz / Mid Light Socks [60g]
⑤. マイコール / くつ下用オンパックス [37g]
⑥. smartwool / PhD Outdoor Ultra Light Mini [21g]

という組み合わせ。
雪質による差はあると思いますが(このときは新雪)靴の中が濡れることもありませんでしたし、冷えもほとんど感じませんでした。

①.熱伝導の小さいネオプレン。独立気泡構造で水も通さない。
②.この組み合わせでは、あまり意味がなかった気がします。
③.プックリとした作りなのでなかなか暖かそう。
④.Vapor Barrier Linerの効果で温々。
⑤.これは言うまでもなく暖かい。メーカーHPには(持続時間:5時間)とありますが、優に6時間以上温かさを持続していました。
⑥.薄めのソックス。⑤を外側に貼って使用。予備も持参。

かなり快適だったのでそれほど変更する必要もないのですが、それでは面白くありません。
今シーズンは以下のような感じで試してみたいと思います。

<プランA>
PLAN_A
①. Gill / Neoprene Overshoe [105g]
③-2. Montrail / Men's Sabino Trail GTX
④. SealSkinz / Mid Light Socks [60g]
⑤. マイコール / くつ下用オンパックス [37g]
⑥. smartwool / PhD Outdoor Ultra Light Mini [21g]

①があれば②はいらないだろうってことで除外。
諸先輩方は雪山でもトレランシューズ。私も試してみたいので③-2を投入。
昨シーズンと比べると少々保温力は劣りそうですが⑤があれば問題なく乗り切れる気がします。

ただ一つ保温力とはべつに気になっていることがあります。

去年の北八ヶ岳でのスノーシューハイクは北横岳ヒュッテに宿泊しました。
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山荘に到着後、一息ついて写真でも撮るかと外に出たのですが、このとき面倒だったので①や②を装着しませんでした。③がローカットだったので簡単に雪が入ってしまい困った憶えがあります。

不用意なことはせず、注意を払って行動すれば済むことだとは思います。
しかし、なるべくなら気を張らずに済ませたいところ。

ハイカットのシューズならそこまで気を使わなくていいだろうとなり、調べてみると…
おっ!良いのがありました。
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・Salomon / ELBRUS WP (MEN) [574.5g]
*片足、US11(29cm)の重量です。
防水ブーツ加工、-18℃対応。
なにより雪山対応でありながら¥14,900という値段に惹かれました。
足首部のシンセティック・ファーもなんだかいい感じです。

<プランB>
PLAN_B2
②. OR / Flex-Tex Gaiters [58g]
③-3. Salomon / ELBRUS WP (MEN) [574.5g]
④. SealSkinz / Mid Light Socks [60g]
⑤. マイコール / くつ下用オンパックス [37g]
⑥. smartwool / PhD Outdoor Ultra Light Mini [21g]

-18℃対応のシューズの性能は私にとって完全に未知数。暑すぎる場合は④を"smartwool /PhD Outdoor Medium Crew"などに変える、もしくは⑤をやめて調整してみようと思います。

美しい景色を見ながら歩いたり、素晴らしいロケーションでお茶したりするのは、もちろん大好きですが、こうやっていろいろ考えてフィールドで試してみるもの楽しくてやめられません。
今期は山行に応じて<プランA>、<プランB>を試してみようと思います。

冬期に長期間の縦走はやらないとは思いますが、複数持って行くと重量的にキビシくなってくる⑤を使用しないで"Scarpa / Thermo Support Insole"等を使用する<プランC>をお酒でも呑みながら考えてみようかと思いましたが、眠くなったので寝ることにします。

追記
昨日、モンベル恵比寿店に"腹巻き"を買いに行ってきたのですが、シューズコーナーにこんなギアがありました。
スクリーンショット(2011-12-19 13.07.05)
Merrell / WHITEOUT BOA WATERPROOF
仕様は購入したSalomonのシューズと似た感じです。しかし、大好きなBoaシステム搭載。
もう少し早く気付いていれば…

2011年12月8日木曜日

111112~13_奥秩父山塊/主脈_02

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OSONさん、Yさん、村上さんと私の男4人パーティーで奥秩父を歩いてきました。
土日を利用した一泊二日の旅です。

day_2
二日目
将監小屋〜ハゲ岩〜前飛竜〜熊倉山〜サオラ峠〜丹波天平〜保之瀬天平〜親川

将監小屋を出発後、しばらくキツい登りが続きますが20分位のこと。
その後は大ダルまで斜面を大きな高低差なく進めます。
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右を向けば富士山。
晴れてて良かったです。この辺りは展望が利かないと少々退屈するかもしれません。

途中、小休止のときに行われたバナナチップスの品評会。
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少ししっとりしていて芳醇な味の物もあれば、カラッと乾いていてスナック感覚で食べれる物もある。みなさん意外と真剣です。

大ダルの辺りです。
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改めて地図を見ると水場のマークがあるのですが、歩いていて全く気付きませんでした。
みんなは気付いてたのかな…

大ダルを過ぎ飛竜山の斜面を少し登るとハゲ岩です。
登山道から外れて少し進むと…
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ドーンと開けた場所に!
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・JOBY / gorillapod [46g]
を使って記念撮影。ソロのとき以外は持って行かない事が多いのですが、持ってて良かった!
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記事のトップにある写真を撮影しました。

ハゲ岩で軽い食事を済ませたあと、飛竜の山頂へは行かずに親川を目指します。
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前飛竜までの下りはなかなか険しいです。落石に注意しながら進みます。
この直後にYさんの自作ストックがお亡くなりになられました。次回作に期待です!

前飛竜に到着。ここも見晴らしが良いところ。
飛竜って名前もカッコいいですが、こちらで休憩されている方達がなんともカッコ良くみえます。

おもわずパシャり。
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パシャり。
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ミサカ尾根に突入。コチラで高速登山道と書かれていたので、いったい?と思っていたのですが
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こうゆうことですか!
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みんな走る、走る。
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ずっとこんな感じのトレイルなので一度走り出したら止まらないw
高校生くらいの5、6人の集団がいたのですが満面の笑みで走り去って行きます。
メチャクチャ楽しいですよココ。

あっという間にサオラ峠へ。
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バスの時間、体力を考慮しつつ、このまま丹波へ降りるか親川へ行くか検討したところ、親川行きに決定。念願の丹波天平です。

唐松に囲まれたトレイルをしばらく歩きます。
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見えてきました、丹波天平。
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とても標高1300m以上ある場所には見えません。家族連れがいそうな公園に見えますよ。
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「いや〜、平ですね〜」
「ホント、平ですね〜」
こんな感じの会話をしながら少し休憩。

丹波天平から下(1300m以下)の紅葉が見事でした。
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燃料補給。今日はチョコ味。
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ハニースティンガー、どれもおいしいな〜。

このあたりが保之瀬天平ですかね。またまた平。
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あとは親川目指して下るだけです。途中、地図にもある廃屋跡を通過します。
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地図には水場の印が無いのですが、ジャンジャン水が流れてます。
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廃屋跡から少し下り登山道が終了。お疲れさまでした。
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ここからバスに乗って奥多摩駅へ向かいます。途中のバス停から乗ってくる人であっという間に満員。紅葉シーズンだけあり、ものすごい混みようです。

駅に着いて食事をしようと辺りのお店に入ってみますが、どこも炭水化物が売り切れ。
すこし足をのばして、辺りを散策しますがランチタイムも終わっているので開いてるお店があまり無いですね…

すると、準備中のお蕎麦屋さんの中から「どうぞ〜」と声をかけて頂きました。
Yさんも以前に来た事があるらしく「おいしかった」とのこと。ここにしましょう!
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スケートボードしていた頃のこと。初対面でもボード持ってて靴に穴(オーリー足による欠損)あいてる人はもうそれだけで友達でした。
「いつもどこで滑ってんの?」みたいな感じで。
今回で言うと「いつもどこ登ってんの?」ってことでしょうか。
軽量ザックしょった山大好きな男4人パーティーでの山行はとても楽しかったです。

おしまい